前の投稿からずいぶん長い時間が空いてしまいました…。懲りずにまた「Sola cubeの誕生からこれまで」を更新していきたいと思います。
これまでSola cubeと、ウサギノネドコのこれまでを振り返ってきましたが、改めてご紹介しますと以下のような時系列です。
2006年 Sola cubeの誕生
2007年 Sola cubeブランドサイトオープン
2012年 ウサギノネドコ京都店オープン
2013年 自然の造形美展
2012年にウサギノネドコをオープン後は、「植物の美しいかたち」をコンセプトにしたSola cubeは、「自然の造形美を伝える」というコンセプトの元、取り扱う自然物を広げていきます。そんな背景でSola cubeは「植物の美しいかたち」というコンセプトを保持したまま、Sola cubeの冠をつけた派生プロダクトをいくつかリリースすることになります。


またSola cubeは職人の手で1つ1つ丁寧に製作されており、厳しい基準による検品をして皆様にお届けしています。だからこそ販売に至らないキューブがどうしても出てしまうことに、複雑な思いを抱いてきました。自然物の美しさを伝える商品だからこそ、できるだけ自然環境への負荷を抑え無駄を出したくない。
そんな背景で、 Sola cubeとしては製品に至らなかったものを別の形に生まれ変わらせる幾つかのプロダクトを作りました。
Sola cubeを一枚のアクリル板につなげ直した、Sola cube Side Table。スチール製のものにくっつけられるSola cube Magnet、そしてついにはタンポポの断面が見られたら面白いのでは?というSola cube Sliceの3プロダクトです。



そして、最近販売を開始したSola tile。
樹脂封入標本は、封入時にアクリルに熱が発生し、この熱が原因による褪色で、中に入れられる植物が限定されてきました。Sola cubを見ると「どんな物でも封入できる」と勘違いされがちなのですが、実はそうではないのです。
Sola tileでは使用するアクリル樹脂の量をグッと少なくすることで熱の上昇を抑え、繊細な色を持つ押し花状の植物をそのまま封入することに成功しています。これは長年Sola cubeを作り続けたから実現できたことと言えると思います。

こうしてウサギノネドコはSola cubeを一つの大きな軸としながら様々なプロダクトを展開してきました。次の「Sola cubeの誕生からこれまで(07)」ではSola cubeやウサギノネドコにとっての転機になった幾つかのプロジェクトについてご紹介しようと思います。