ONLINE STORE

© 2023 Usagi no Nedoko Inc. All rights Reserved.

2023.10.30

Sola cubeの誕生からこれまで(02)

2007年になってSola cubeのブランドサイトが完成。サイト公開と同時にプロダクトの受注販売を開始しました。サイト公開後は予想を超えた反響があり、熱烈なファンレターのような長文メールを何通もいただきました。

私がモミジバフウに引き込まれたように、「植物の美しいかたち」が何かしら、受け手の心を触発しているという確かな手応えを得ることができたのです。

「植物の美しいかたち」に触発される、あの感覚は一体なんなのか?その正体は「センス・オブ・ワンダー」であると私は思います。

「センス・オブ・ワンダー」はアメリカの海洋生物学者であったレイチェル・カーソンが書いた著書のタイトルで、レイチェルの姪の息子であるロジャーと森や海で過ごした美しい体験が描かれています。

書籍の中でセンス・オブ・ワンダーとは「神秘さや不思議さに目をみはる感性」のことであり、誰もが生まれながらにして持っている感覚であると書かれています。

絵と文字の加工写真

低い精度で自動的に生成された説明

「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。」

「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。」

(著:レイチェル・カーソン 訳:上遠恵子 新潮社「センス・オブ・ワンダー」)

Sola cubeの試作を重ねていたちょうど同時期にこの本と出会い、私がモミジバフウと出会った時に、引き込まれ、ワクワクした感覚こそ「センス・オブ・ワンダー」であったと腑に落ちました。そして、Sola cubeを通して多くの人に「センス・オブ・ワンダー」が呼び覚まされる体験を提供していきたいと使命感を強めるようになっていきます。このことが後に「自然の造形美を伝える」をテーマにしたウサギノネドコの設立のきっかけになります。

そして【私たちは世界中の人々に自然の造形美を伝え、誰もが生まれ持つ「センス・オブ・ワンダー」が呼び覚まされる感動体験を提供します。】

そんなウサギノネドコのミッションを掲げることに繋がっていくのです。

【Sola cube History】Sola cubeの誕生からこれまで(03) »

Write by / 吉村紘一

NEWS LETTER

Sola cube History その他の記事

  • 2024.01.12
    ESSAY

    Sola cubeの誕生からこれまで(04)

    植物が持つ「機能美」への興味関心が、2013年に行った「自然の造形美展」という展示に繋がっていった、ということについて振り返ってみたいと思います。(前記事はこちら) 展示のきっかけは、2012年の年末にお会いした東京・蔵前にあるGALLERY KISSAの瀧本さんがSola cubeをいたく気に入ってくださり、 「ここで個展をやってみませんか?」 と声をかけてくれたことでした。 黒子として徹しようという意識だったため、まさかギャラリーでの個展にお誘いいただくとは思いもよりませんでした。とてもびっくりしたことを覚えています。 とはいえ、広い空間を自由に使って展示するということにワクワク感を覚え、二つ返事でお引き受けしました。 展示までの準備期間は半年。 […]
  • 2023.12.08
    ESSAY

    Sola cubeの誕生からこれまで(03)

    Sola cubeが誕生した同時期、アンテナに強く引っかかっていたことに1934年にニューヨークの近代美術館で行われた「MACHINE ART」展があります。 ベアリングやプロペラなど、アメリカ合衆国の大量生産時代に工業目的に作られた部品や製品にスポットを当て、そこに美を見出すという展示です。今でこそプロダクトデザインの展示は珍しくありませんが、当時のニューヨークでは「部品…これのどこがアートなの…?」と困惑と共に受け止められ、大変に物議を醸した展示だったようです。 私はこのMACHINE ARTの展示がとても好きで、ニューヨークの近代美術館に訪問する度にMACHINE ARTのアーカイブ展示を真っ先に観に行きます(好きすぎて過去3回訪問し […]
  • 2023.10.30
    ESSAY

    Sola cubeの誕生からこれまで(01)

    Sola cubeは今から17年前の2006年に誕生しました。 その当時、私は広告制作の仕事をしていました。仕事を通して、クライアントの期待に応えたり、課題解決をしていく喜びや達成感を得ていましたが、一方で悶々とした満たされない表現欲求の塊を常に心に抱えていました。 何者でもない自分が、自分にしかできない「モノづくりをしたい」、というメラメラした気持ちであったような気がします。どんなモノづくりをしたいかは当初はぼんやりしていましたが、 1 直接手に取って感じられるリアルなモノ。2 五感を触発し人の心を覚醒させるモノ。3 自分自身が心の底から良いと確信できるモノ。 という達成したいテーマのようなものがありました。そんな中で、モノづくりのヒントを求めてアン […]
↑

BACK TO TOP