「一番良かったものって何だった?」 2010年、当時一般の人も入場可能だったグッドデザイン賞の2次審査の会場。ひととおり見て回ったあとで、一緒に行った腐れ縁とそれを言い合った。 ふたりともSola cubeだった。 初めて目にした透明なオブジェは、我々の想像と理解を軽々と超えてそこにあった。 なんだこれ。。 どのくらいその展示の前にいたのか記憶にないが、確かにどの展示よりも私たちはそこにいた。使い勝手がどうとか、ボタンの押し心地がどうとか、高い技術力がとか、そういう次元ではない。問答無用の美に圧倒された。 グッドデザイン賞はならなかったが、そうではない別の価値をそこに見た。私たちだけではない、世界中が同じように感じていることは今の広がりを見て明らかだ。 […]続きを読む